こんにちは、Go!KART!レポーターの山田です。
レッドブルカートファイト2016北海道・東北大会にイタコモータースポーツパークの代表の一員として出場してきましたので、その模様をレポートしていきます。
北海道・東北大会の開催コース「SUGOスポーツランド西コース」は宮城県村田町に位置し、1975年に建設されたカート専用コース。1977年にはFIA-CIKの国際公認コースとして登録されています。
2009年3月にコースレイアウトを変更し「西コース」の名称へ。コース全長は984m、バックストレートを長くするなどテクニカルコースにスピードがプラスされたコースにリニューアルされています。現在でも「全日本カート選手権」も開催される歴史もあり新しくもあるコース。山田は旧テクニカルコースでスタミナ切れした記憶があります。
今回まで旧コースしか走ったことが無かった山田は対策として3回の事前練習を敢行!台風でコースクローズとなり日帰り温泉に行ったのも入れると4回になります。ちなみに、そのときに言った温泉はこちら「ゆづくしsalon 一の坊」。
いきなりの5分間タイムアタックで実力を発揮せよ!
抽選により、タイムトライアルと予選ヒートで使用するカートが決まります。公式通知ではCクラス(装備重量63kh以上、プロテクター除く)2組目で路面やタイヤの状態も良いときに乗れるので「今年は運がある」とニッコリ。
ところが、蓋を開けてみると不具合車両がでたらしく、ピット入場ゲートで「はい23号車ね、あのー端っこに1台あるやつ。」そうです。誰も乗ってないタイヤ内圧低いまま、燃料満タン23号車です。子供だったら泣いてたかも...

この子です。2周ぐらいはエンジン回転も寝起き状態。
すくいは、1台だけピットロード出口側にあり、ほぼ先頭でタイムアタックに入れたことでした。練習の成果とエンジンが目覚め始めたころ先頭の選手が4コーナーで前を譲ってくれました。
いつもなら「いやいや、風除けに使いたいので山田は後ろが良いです」と前には出ないのですが、昨日のイベントに出ていたジュニアカートドライバーが応援に来てくれてましたのでカッコつけて先頭走行を開始です!!(タイムトライアル終了後、譲ってくれた彼は、山田が良い風除けになったらしくお礼を言われました)

前を走ってくれてありがとう、とお礼を言われているところ。
この5分間のタイムアタックで予選ヒートのスタート順が決まります。予選ヒートでは21名から6名が決勝レースに進出ですので、いかに自信を持って、5分間のタイムアタックで実力を出すかということになります。
予選ヒートは各組21台から6台にふるいわけ!

Cクラス1組

Cクラス2組

Cクラス3組
このCクラスの3組で決勝に残るためにはルール上は6位以内だが、異なる面から見るとトータルタイムで9分19秒0が決勝進出ラインとなりました。
スタートの1周目は1分4秒かかると仮定した場合、残り9周の平均ラップタイムを55秒0以内にまとめる必要があります。つまり54秒3~5のスピードはもちろん出せることに越したことは無いのですが、いかに失速につながるバトルを避け、当てずに1発で抜いていく(失敗するとトータルタイムが遅くなり決勝が遠のく)ベストタイムと平均タイムの差を少なくする力をつけるのが決勝進出のポイントではないかと感じました。

金曜日入りで仙台を堪能、4.9kgオーバーでレースに臨む。
Cクラス決勝ヒートは19台から3台に絞られる!

決勝ヒート。
決勝レース、ベストタイムは速いのにトータルタイムは…レース序盤からファイナル諦めたならライン譲ってもらいたいものです。山田はあきらめずにペースアップ。結果、ドアを閉められ痛恨のスピン!!
結果10位。でも、やりきりました。
立派なレーシングスーツやレプリカヘルメットを持つ日も来るだろう(レッドブルのファイナリストにはスーツが支給され、上位3名にはヘルメットも贈られるのです!)、そのときに恥じないような走りをして行こうと思いました。
今大会を勝ち抜いて選ばれた6名のファイナリスト達は、こちらで紹介しています。
【速報】Red Bull Kart Fight 2016 第2次予選 北海道・東北大会、ジャパンファイナル進出の6名が決定!
ジャパンファイナルは11月26日(土)、お台場にて!
全国4地区での2次予選を勝ち抜いたファイナリストの最後の戦い、ジャパンファイナルは11月26日(土)にお台場にて開催されます。
チャンピオン経験者が勝つのか、連続出場者が勝つのか、しかし初出場者も実力は十分。今回は特設コースだけに、これからの時間どのような別コースでどのような練習を積むかが勝敗を左右するでしょう。

エナジーチャージさせてくれるウィングガール。