こんにちは!全国レンタルカート場巡りが趣味の山田です!今回よりGo!KART!レースレポーターをすることになりました。
初めてのレポートは、9月4日(日)に木更津サーキットで開催されたSodi木更津CUP第10戦の模様をお送ります!ほぼ毎月1回開催、日曜日の午前中に開催されている、Sodi木更津CUP、今回の第10戦は14台フルグリッドで開催されました。

イオンモールに併設で駐車場もたっぷり
75kgウエイト調整でレースが面白い
このレースを面白くする理由のひとつがウェイトハンデのルールです。
ヘルメットやグローブの装備品込みで体重を75kgに合わせるというルールがあるため、体重が重い人がレースに不利にならないようにと無理に減量する必要もないこのレース。
受付を済ますと、まずは計量から。装備を着けて(ただしリブプロテクターは除く)測定します。
75.0kg以上はウェイトなし、72.5〜74.9kgまで 2.5kg、70.0〜72.4kgまで5.0kg、と細かくルールが設定されていて最大30kgを搭載します。

予選前の計量
2016年SWS世界大会に日本代表で出場しトロフィー取ってきた世界のヒロキくん。猛暑の中、スーツで計量。スーツを着れば体重を重く出来ますからね。勝利への執念です。
私は、モーニングサラダとお茶で増量して計量に挑み、70.2kgとなったため、5kgのウェイト搭載に収めることに成功。
勝利のカギは「うまい棒」

好きな味を選ぶもよし、あまりものを選ぶもよし
木更津サーキットの店長によるドライバーズミーティング(ルール説明)を聞きながら、すでに気持ちはうまい棒に…。
実は、この木更津サーキットのレースの時には、このうまい棒によって今日の練習からレースまで使うカートが決まるのです!(うまい棒の下部にカートの車番が貼ってあります)
いよいよ参加者、思い思いのうまい棒をつかみいっせいに引き抜きます。ここでもウェイト調整から良い流れで余った納豆味うまい棒を選択し16号車を引き当てることが出来ました。(16号車は調子の良いマシンなんです!)次回も納豆選ぶかな?
練習兼タイムアタック8分間で自己ベストの走りを

2.5kg 、5kg、10kgの重りを専用ボックスに搭載する仕組み
各自、所定のウェイトを搭載ボックスに積み込みます。サーキットのスタッフさんがチェック後、いよいよ走行開始。
練習兼タイムアタックの注意点は、抽選で使ったうまい棒を食べてからアタックすると、口の中がパサパサして0.1秒タイム落ちます。(たぶん…笑)
他には自分よりペースの速い人が後にいたら前に行ってもらって付いていくとなぜかタイムアップ!これには理由があるのですが、長くなるので割愛します。

位置取りが重要
タイムアタック結果は、なんと私がポールポジションを獲得!良いスペースを探してアタック出来たのが良かったみたい。

予選結果画面のタイムを見ながら決勝展開予想
広めの受付スペースは、クーラーばっちり効いているため快適です。予選でみな汗だくなのでうれしいかぎり。
20周の決勝は大混戦!

決勝レースは20LAP

ライバルの若手をガン見する私。笑
20LAPのこのレース10時前に重量測定を始めて11時20分には表彰式をサクッと終えて、次のカート場へ移動することも可能!
レンタルカート場ハシゴをする私のようなヘビーカーターには嬉しいレースです。千葉には、ネオスピードパーク、ハーバーサーキットなどなどありますよ!
さらに!この木更津のレースエントリー費は3500円!さらに!!参加賞に走行券1枚付き(店長大丈夫!?)コレなら多少の遠方からでも財布にやさしい!!!ドライブ、ツーリングがてらで気楽にレースしてみては…?

ペダル位置もワンタッチで調整可能
決勝に話を戻しましょう。
セカンドグリッドの柳堀くん、彼はレッドブルカートファイトのジャパンファイナリストでして警戒が必要。おそらくウェイトは12.5kg積んでるはず、もっとかも...ウエイトはイコールなので、もし横には並ばれても捲られることはないはず。
さらに怖いのは2列目...2016年SWS世界大会に日本代表で出場しトロフィー取ってきた世界のヒロキくん。そして、日本全国のカート場で走っている江草さんとつづく。

決勝スタート直前
オールレッドランプ点灯後、ブラックアウトでスタート!
案の定、江草さんラインを切り替え仕掛けてきます。2列目から4列目あたりまでひと塊で1コーナー進入。

コントロールラインから1コーナーの間にあるゆるいS字区間
最初の1~2LAPでマージンを稼ぐしかない。逃げるぞ〜。
さすが世界のヒロキくんが逃がしてくれません。フランスで学んできたのか、20LAPのレース中14LAPまで仕掛けず電車状態で良い子にしてます。
残り5LAPで動きが…
周回遅れに追いついてきたまま1コーナーへの進入。ここで前々回レースの記憶が…。
前々回のレースで私は、周回遅れの処理でガマンし切れずアウトから抜きに行って失速、レッドブルジャパンカートのファイナリストに交わされるという失態が蘇るのです。ココはガマンです‼︎

ヒロキくん動く
ありゃ、さっきまでおとなしくしてた世界のヒロキくん、インにいるではないか!ココは後ろにつこう。こっちは調子の良い16号車だ!必ず抜ける。

終盤の3位バトルを制した、ホサカさん
すると、このLAP最終コーナー立ち上がりで世界のヒロキくんが小ミス。ココは行くところでしょう!1コーナーのインに並びます!抜かれた所と同じところでパッシングに成功。

みんな狙ってます

ダンロップネクストカップにも参戦中の江草さん
早くチェッカー出ないかなと考えながら残りの周回を無難にまとめ、今季3勝目を頂きました!

集合写真
木更津サーキットの常連さんでもあるカメラマンのロキンちゃんもお疲れ様でした。次戦は走りながらお願いします。
Sodi社製のレンタルカートの乗り方ポイント!

シート位置を頭に入れてコーナリング
カートのシートは右側にエンジンがあるため、実はマシンの中心から少しズレた位置に取り付けられています。
これは重心のバランスをとっているのですが、他社のカートはあまり気にするほどではないのですが、このソディ社製のレンタルカートはかなり大胆にズレています。
そのためコーナリング時、自分はカートの中心に座っているという錯覚から、右コーナリングでは内側によりすぎて車体をコースのプロテクターに擦ってしまったり、乗らないつもりの縁石に乗ってしまったりします。
左コーナリングでは思ったよりインにつけてなく遠回りをしてしまったりします。これらはタイムロスにつながります。このシート位置のズレを頭に入れて走行してみてください。
今回参加のイベント情報
イベント名 :Sodi木更津CUPスプリントレース第10戦
開催場所 :木更津サーキット
参加費 :3,500円+スポーツ走行1回
参加のしやすさ:★★★★★
イベント満足度:★★★☆☆
次回の開催日 :10/9(日) コースは逆走!
決勝レースでは自分のコントロール範囲を超えてでブレーキングを遅らせて接触する場面が見受けられました。 コレは、経験値を積まないとペナルティジャッジの判断をしにくいのですが、この辺をしっかりしていきながら、コース側と参加者で初めての人も参加しやすい環境を作って行きたいですね。そんな思いを込めてイベント満足度は★★★。 今後、周回遅れの青旗も出せる様になると双方に安全ではと感じました!
それでも、全体を通しては楽しい雰囲気の良いイベントなので、 また参加したいイベントです!