6/5(日)は、フェスティカサーキット栃木のゴーカート耐久最高峰シリーズ戦、Festika Endurance Championship (略称:FEC) の第3戦に参戦してきました。
FECは、私とチームメイトがシリーズチャンピオンを目指して本気で取り組んでいるシリーズの一つです。前日時点でエントリー数がとても少ないと聞いて、中止になったりしないか少し不安だったのですが、無事開催されました!
FECとは?
以前レポートしたGB耐がお気軽耐久レースとすれば、こちらは本気の耐久レース。シリーズチャンピオンと賞典を目指して1ポイントでも多く獲得しようというゴーカーターが集うレースです!
・・・と言いたいところですが、実際にはチャンピオン目指しているのは3~4チームくらいで、他は仲間同士で遊びに来たよ~というノリのチームも毎回沢山参戦しています!ですので、それほど敷居が高いレースではないというのが個人的な感想です。

レース前のヒトコマ。緊張感は全く無いです(笑)
レース時間は3時間、1チーム2~6名、エントリー費用が36,000円ですので、6人チームなら一人6,000円で30分以上走れます。わりとお得なほうだと思います。
レギュレーション
FECの主なレギュレーションは
・チームの平均体重毎にピット回数(7~12回)を規定
・チームに50歳以上のドライバーがいる場合はピット回数1回減
・ピットイン毎に別のマシンに乗り換えるトコロテン方式
・各ドライバーの走行時間差は最大25分以内
・予選はQ1/Q2/Q3方式で、予選結果にチャンピオンシップポイントを付与
といったところです。特徴的なのは下の3つですね。
レースの流れ
一般的なゴーカート耐久と同じですが、予選だけ特徴的な流れになっています。
・チーム毎の重量計測
・ドライバーズブリーフィング
・予選Q1(25分間)
・予選Q2(4分間)
・予選Q3(2分間)
・決勝レース(180分間)
・表彰式
ちなみに、FECの表彰式シャンパンファイトは結構エグいですので、表彰台乗るつもりの方はご覚悟を(笑)

第2戦のシャンパンファイト
ハイテクなエントリー方法
FECのエントリーはWebフォームに入力するだけの超簡単エントリーです!他のレースイベントだと、やれ電話だのFAXだの銀行振込だの現金書留だのと旧き佳き20世紀式(笑)ですが、フェスティカさんはハイテクなんです!
私のチームは「うさぎちゃんレーシング」で、私を含めて4人。メンバーの年齢は20代、30代、40代、50代。男性3名、女性1名で職業もみんなバラバラ。お互いゴーカート場で知り合った、バラエティ豊かなチームです!
そして本日のFECエントリーチーム数は・・・なんと寂しい全4チーム!

今回は寂しいエントリー4台・・・
せっかくなので全チーム紹介しちゃいます!

私の所属チーム
「うさぎちゃんレーシング」

サーキット634からの刺客
「Team☆634」

2014チャンピオンチーム
「チーム パラダイス」

初参加のダークホース
「ジャマ~ズ!」
この日はRedbull KartFight一次予選の最終日だったこともあり、ゴーカーターは各地の選考会に参加していてエントリーが少なかったのかもしれません。
前回の第2戦は11台のエントリーがあったので、次回の第4戦もそのくらいに増えるといいなぁ。
急遽決まったスーパーポール方式の予選
さて、FECの特徴ともいえるF1に倣った予選形式ですが、この日はエントリー数が少なすぎてQ1/Q2で脱落するマシンが1台ずつになってしまうので、ドライバーズブリーフィングで競技長と参加者全員が話し合い、最終的に多数決でスーパーポール方式となりました。
エントリー数が少ない時は主催者と参加者が協力してルールを柔軟に変えていくことも必要なんですね~。
この変更にて、元々Q1の25分間は公式練習ということになりました。

予選アタック前。やる気満タンです!
予選スーパーポール
スーパーポールは2台ずつ走ります。ドライバーはチーム内の代表者。当然全チームエースが出ることになります。
出走順が1番手だった私は、アウトラップから全開走行!1周限りのアタックラップを綺麗にまとめて、練習走行のベストタイムから0.006秒落ちの40.139でトップタイム!この時点で2番手に約1秒の大差です!
2組目のアタックが終わっても、2番手に0.746秒というブッちぎりの大差で見事ポールポジションを獲得!!うーん、これはマシンが異常に良かったんですねぇ・・・。レーススタートはこのマシンで行くので、ホルホルしながらピットに戻ってきましたが、うちのチームは歓喜、他チームは呆然といった感じでした(笑)

ぶっちぎりトップタイム~♪
ゴーカートレースでは、好調マシンに当たるかどうかという運も重要なことです。
180分の決勝がスタート!
決勝レースは180分。ピットイン毎にマシンを乗り換えていくトコロテン方式です。
ピットインしてドライバー交代をする際には、iPadを使ったドライバー管理システムを使います。やっぱハイテク!!
本当はこの辺のシステムも紹介したかったのですが、全て写真撮り忘れにより次回紹介とさせてください(汗)
レース序盤
スタートはローリングスタート。
わずか4台ですので、特にトラブルや絡みもなく、すんなりスタートしました。

4台でのローリングスタート!
数周すると、予選からあまり良くないマシンに乗っていたチームが早々にピットインして最初のトコロテンを実行。
対してうちのチームは、マシンが絶好調なわけですから、伸ばせるだけ伸ばして走ります!こういう駆け引きや作戦の組み立て方こそ、耐久レースの醍醐味です!

序盤から飛ばして行きます!
スタートから約25分、ピットに戻ってくると他のチームのピット回数の関係もあり、見た目上は1位ですが、実際の順位はさっぱりわからなくなってました(笑)
レース中盤
今回は台数が少ないこともあり、レースも中盤を迎えるとどのマシンが好調でどのマシンが不調か、全チームがだいたいわかってきてしまいました(汗)
ライバルチームと「このマシン、ダメなやつですよねぇ?」「そうそう、全然エンジン回らないんですよ・・・」などと情報共有が始まる始末(笑)
するとどうなるかというと、不調マシンがトコロテンBOXにある間、誰もピットインしようとしません(笑)そんな膠着状態が40分くらい続きました(汗)
レース終盤
序盤に最大7周差もつけていたうちのチームですが、前戦優勝ハンデによって他チームよりピット回数が1回多いこともあり、規定のピット回数を全て終えた時点でなんと2周半遅れの最下位(笑)

ドライバーチェンジは慌てず急いで
あとはアンカーの私がコース上で精一杯走るしかありません(汗)
幸い、他チームはまだ1回ずつピットを残していたのと、コース上で1台抜いたこともあり、最終的にはなんとかトップから32秒遅れの2位でフィニッシュできました~!

フィニッシュ後のハイタッチは参加者全員が達成感を得られます☆
表彰式
表彰式&シャンパンファイトはレースの醍醐味!
でもFECのシャンパンファイトはビッチョビチョになるので、私は苦手です(笑)あ、ちなみに本物のシャンパンではなく、ジンジャーエールです。

そして最後は記念写真
そしてFECは景品もなかなか豪華。お米5kgや業務用特大カレー、カップラーメン1箱、2Lのジュース1箱、ビール1ケース、等など、持って帰るのが大変なくらい色々もらえます。
今回はアクエリアス2Lを1ケースとフェスティカ特製オリジナルTシャツを頂きました!
台数が少なくても色んな展開のあるレース
今回は参加台数が少ないというのが少し残念でしたが、それでも3時間耐久レースは色んな展開があって本当に楽しかったです!
前回ハンデを負いながらも、予選1位、決勝2位と、シリーズを考えたらチームとしては最高の出来。チャンピオンシップでもトップに立てた上に、ハンデが無くなったので言うことナシです!
今回参加のイベント情報
イベント名 :Festika Endurance Championship (FEC) 第3戦
開催場所 :フェスティカサーキット栃木
参加費用 :36,000円/1チーム
参加しやすさ :★★★☆☆
イベント満足度:★★★★☆

フェスティカ公式ページにはこんな感じで載ります