5月21日、埼玉トヨペット主催のゴーカート耐久シリーズ戦、「GreenBrave耐久 フェスティカシリーズ 第2戦」に参加してきました!
耐久レースというと敷居が高い感じを受けるかもしれませんが、なんのことはないリレー形式のレースのことを「耐久レース」と呼んでいるだけで、何人か集めれば誰でも参加できるのですよ~♪
GreenBrave耐久シリーズって何?
GreenBrave耐久シリーズ(以下GB耐)は、埼玉トヨペットさんが冠スポンサーとして、「フェスティカ栃木」と「サーキット秋ヶ瀬」で開催しているゴーカート耐久レースです。
フェスティカ栃木では全6戦、サーキット秋ヶ瀬では全8戦が開催され、人気を博しているシリーズ戦になります。
それぞれ別のシリーズ戦として行われていますが、11月にはフェスティカとサーキット秋ヶ瀬の統一戦が開催される予定になっています。
どちらのシリーズも、86分間の耐久レースになっていますが、細かいルールはそれぞれ決まっています。何故86分かというと、トヨタのスポーツカー「86(通称ハチロク)」に因んでいるのだそうです。スポンサーの埼玉トヨペットさんは、この86をレース仕様に改造したマシンで、国内の耐久レースに参戦しているそうです。
大会についての詳しいルールなどは、公式ページを見て下さいね。
使用するマシンは?
ここフェスティカでは、多くのゴーカートのサーキットで利用されている、イタリアbirel社製の N35 という車体に、スバルEX21というゴーカートでは一般的なエンジンが搭載されています。
最高速度は70km/h超、体感速度は120km/h!
タイヤも滑りづらいグリップの高いものなので、初心者にもオススメのパッケージです。

マシンbirel N35×エンジンSUBARU EX21
レースの流れ!
今回は12台、24名がエントリーしていました。1チームは1~4名。
1人で86分走り切るというツワモノの方も今回4名いらっしゃいました(汗)
レースの流れですが、
・重量計測(チーム全員)
・ドライバーズブリーフィング
・予選タイムアタック1回目(Qualifying 1)
・予選タイムアタック2回目(Qualifying 2)
・予選タイムアタック3回目(Qualifying 3)
・決勝86分耐久レース
という感じです。予選がF1に模したQ1/Q2/Q3形式なのが特徴的ですね~。
GB耐フェスティカではチームの平均体重ごとにピットストップでの停止時間が規定されています。ゴーカートは体重がタイムに大きく影響するので、軽いチームと重いチームの戦力を均衡化する目的ですね。
私のチームは「うさぎちゃんレーシング HANA」で、ピットストップ時間は多めの20秒になりました。だいたい、10秒~15秒くらいのチームが多かったかな。

レース前のヒトコマ。シリーズ戦ですが、緊張感はほぼゼロ(笑)

受付時にゼッケンとポンダー(タイム計測機)が各チームに配られます。

ドライバーズブリーフィングも和気あいあいです♪
F1方式の予選タイムアタック!
フェスティカでの予選はF1に倣った特徴的なQ1/Q2/Q3形式! 各セッションの時間はQ1:15分、Q2:4分、Q3:2分です。
最初のQ1では全台出走し、ベストタイムの下位1/3が決勝のグリッド確定になります。
続けてQ2では残り1/3がグリッド確定、最後のQ3で全グリッドが確定です。
また、セッション毎に、タイムアタックするドライバーは交代しなければいけません。Q1でベストタイムを出したドライバーはQ2出走不可、Q2でベストタイムを出したドライバーはQ3出走不可です。(1名チームは連続出走可)
ということは、Q2でエースドライバーがタイムを出してしまうとQ3で上位獲得が難しくなり、かといってQ2で温存して失敗すればQ3に進めなくなってしまうことになり、予選から駆け引きが面白いです!

予選前のシート合わせ!ペダル位置等を入念に確認しています。

タイムアタック時には体を小さくして空気抵抗を減らすのです!!(効果の程は不明w)
予選の結果、私のチームは運良くQ1/Q2を突破し、Q3でポールポジションを獲得!幸先良いスタートでしたが・・・
決勝レース!
予選タイムアタックで決勝レースのグリッドが決まると、すぐに決勝86分レースの開始です!!
そうそう、いい忘れていましたが、フェスティカは本来右回りレイアウトなのですが、この日のレースは逆走の左回りでした。

ポールポジションからのスタートは最高!

日章旗のフラッグダウンでレーススタートです!!

トップ6台。この後ろに更に6台が団子状態!!

6位以下は大混雑!!
私はというと、スタート快調で1周目をトップで戻ってきたのですが、2番手を走るチームのマシンのほうがストレートで伸びがあるようで、序盤から追い回されて苦しい展開に・・・
と、スタートから5分位で突然「赤旗」が出されて、レース中断となってしまいました!
ナニゴトかと思ったら、計測機器のトラブルということでした。稀にこういうこともあるみたいです。5分余計に走れてラッキーかな(笑)
決勝レース(やり直し)!!
そんなわけで、レースはやり直し。
5分走っただけでちょっと疲れちゃったので、スタートドライバーはチームメイトに交代してもらっちゃいました(笑)

仕切り直しのスタート!

何回やっても大混雑は変わらず(笑)
今度は計測機器のトラブルもなく、レースが進んでいきます。
GreenBrave耐久レースは、チーム毎に規定のピットストップ回数があり、いつピットストップしてもいいので、それぞれのチームがそれぞれの作戦で順次ピットストップしていきます。
そうなると、誰が今1位なのかが全くわからない状態に(笑)
ライバルチームのピットストップ消化回数は、ドライバー交代所にあるサイン表を見るとわかるのですが、これをチェックしながら、自分たちが今何位で、どこのチームと争っているかを見ながら、少しずつ作戦をアレンジしていくのが耐久レースの醍醐味なんですね。

ピットからのサインボードに了解の合図?

ドライバーもマシンを降りたらピットクルーです。

ライバルチームのマシンにビタ付けしてスリップ・ストリームバトル!!

最後のドライバーチェンジに向けて気合十分!
レース終盤、私たちのチームは、4位を走行。15秒前を走る3位チームを猛追しましたが、残念ながら0.9秒足りず、4位チェッカーとなりました~。悔しい~~~!!
レース中のファステストラップだけは頂きましたよ!何ももらえないけど(笑)
表彰式!
ということで、計測器のちょっとしたトラブルはありましたが、全12台完走!

1位:「ハガ」2位:「ハヤコバレーシング」3位:「ロータスの狼」でした~!

最後は参加者全員で記念写真!お疲れ様でした!
今回の参加イベント情報
埼玉トヨペットGreenBrave耐久フェスティカシリーズ第2戦
開催場所 :フェスティカサーキット栃木(左回り)
参加費 :18,000円/1チーム
参加しやすさ:★★★★☆
参加者レベル:★★★☆☆
耐久レースとしては短めの86分レースで、F1風の予選を楽しめる、そんな素晴らしいレースです。
シリーズ戦なので、ガチンコの参加者も多いですが、ぷらっと友達同士で参加するのも全然問題ありません♪興味のある方は是非とも参戦してみてくださいね~!