こんにちは、CP64Racingの清野です。 今回も引き続きフェスティカサーキット栃木で2016年8月21日に行われた「埼玉トヨペットPresents GreenBrave耐久シリーズ Rd.5」の模様を後編としてご紹介します。前編はこちらです。
決勝レースは爽やかに熱く!
肝心の決勝レースはスタンディング方式(グリッドスタート)です。
CP64Racingでは、第1スティントである私がグリッドに着きました。このグリッドスタートは何回やっても緊張します。ましてや私の後ろには「うさぎちゃんレーシングHANA」のノーリーさんが...(汗)。後ろから圧を感じます(笑)。
実際に乗ってみて分かったのですが、私たちが決勝レースで乗ったマシンは、予選とは全然異なり、リアタイヤがグリップしない、加速も弱い...って感じでした。
でも運も実力のうち。決勝レースはこのマシンとランデブーです。
結果、最初のラップで7位から9位に下がり、その後10数分で10位(ビリ)になる始末。でも、マシンが良かったとしても今の私たちの実力ならやっぱり10位だったと思います(笑)。
さて、耐久レースではチームワークが重要です。しかも今回は強豪チーム揃い。こんな時に大事なのはやっぱり爽やかさ。
熱くなるのも結構ですが、やはりチーム戦ですので、チーム内メンバー同士爽やかに走り合うことが必要ですね。
ちなみに、決勝レースはどのチームも一律ピット回数は最低5回。
その分、体重によってピット時の最低待機時間が決まっています。私たちのチームは10秒でしたが、比較的ゆっくりドライバーチェンジする時間がありました。
しかしながら、のらりくらりな感じはドライバーチェンジに限らず、レース中も全体的にゆったりと走行。この怠慢な感じがレース全体にも影響し、結果私たちのチームは10位、10台中(笑)。
でも86分が過ぎてチェッカーフラッグが振られてからはノーサイド。最終的には全チームハイタッチでお出迎えするという、爽やかな一体感に包まれます♪
最終結果はご覧の通り。私たちがしっかりと10位をキープし続けた一方で、優勝は安定の「ぼっチロル」。準優勝は「うさぎちゃんレーシングHANA」。
特に「うさぎちゃんレーシングHANA」のお二人はシティカートでも常連で親しくさせていただいており、ノーリーさんもテルテルさんも流石だなぁと思いました。
あ。 あと、一応フェスティカサーキット栃木では毎回特別賞を設けていただいていまして...今回はなんとベストドレッサー賞として私が選ばれました♪
MotoGPライダーであるヴァレンティーノ・ロッシを模したレーシングギアを揃えていたところを評価いただいたようです(笑)。ありがとうございました!!
賞品はオリジナルタンブラーです(参加賞と合わせて計2個)。
2 レース後はデータから課題点を明確に!
さて、ここからがフェスティカサーキット栃木の面白いところです。 フェスティカサーキット栃木のサイト内バナーからhttp://www.racelive.jp/tochigi/に進むと、リアルタイムで周回ラップや走行順位等が分かるのです。しかも、それは後からでも確認できます。

こんな感じで確認できます!
全周回を確認できますので、後日レース結果を自作でエクセルでグラフ化することだって可能です。そこで、今回の私たちの走行結果をグラフで作成してみました。
文字が細かすぎて見えづらいですが、グラフで傾向値をご覧いただくと...追い越された周回時のラップタイムが遅いのは仕方ないですが、全体的にバラつきがあることが分かりますよね...。 さらにそのデータからスティント別に平均ラップを算出するとご覧のような数字も判明します。
第1周(グリッドスタート時)とインラップ、アウトラップ時(※ピットインするラップをインラップ、ピットアウトするラップをアウトラップと定義)を除いています。
また、インラップ時とアウトラップ時だけを切り出して表にして、実際にピットイン前後でどれくらいタイムロスしたかを調べようとすると以下のことが分かります。

インラップ時のラップタイム

アウトラップ時のラップタイム
つまり、ピットインでインラップ、アウトラップ合計すると、それだけで約48秒(1周分以上)をタイムロスしたことが分かるのです。
一部ピットインの渋滞にハマってしまった作戦ミスもあったとはいえ、アウトラップ時に時間がかかりすぎているのも私たちのチームの課題だということが浮き彫りになりました...。
このように私たちの課題をデータ分析から明確に理解できるのも、フェスティカサーキット栃木ならではのシステムがあるからですね。
こんなことをチーム内で共有していくこともゴーカートのレベルアップやチームワーク育成のためには重要だと思います。こんなのは面倒だよ〜っと感じる方は、純粋にレースを、ゴーカートの運転を楽しむのもありだと思います。
今回はフェスティカサーキット栃木の素晴らしさをご理解いただきながらレース模様をレポートしてみました。皆さまも是非フェスティカサーキット栃木のレースに参加してみてはいかがでしょうか?
今回参加イベント情報
イベント名 :埼玉トヨペットGreenBrave耐久 フェスティカシリーズ第5戦
開催場所 :フェスティカサーキット栃木
参加費用 :18,000円/1チーム
参加しやすさ :★★★☆☆
イベント満足度:★★★★★
次回開催日程 :9/25(日) 次回のレース情報はこちら