皆さんこんにちは。Go!KART!レポーターの石栗です。
12/4(日)に、フェスティカサーキット栃木で行われた、埼玉トヨペットPresents GreenBrave耐久シリーズ 統一戦のレポートです。
このレースは、文字通り埼玉トヨペットさんの主催で、サーキット秋ヶ瀬とフェスティカサーキット栃木で1年間行われてきたシリーズ戦の上位チーム同士が出走して、両シリーズ統一ポイントでのシリーズチャンピオンを決定するという一大イベント。
フェスティカサーキット栃木枠から6台、サーキット秋ヶ瀬枠から5台がエントリーしてのレースとなりました。
統一戦のルールは?
GreenBrave耐久シリーズは今年が初年度。
栃木シリーズと秋ヶ瀬シリーズでそれぞれルールが違う形で行われていましたが、今年の統一戦はフェスティカサーキット栃木で行われることとなった為、レースのルールは栃木方式が採用されました。
具体的には、
・ドライバー交代回数は全チーム5回
・体重ハンデは5kg刻みで、ピットストップ時間を1回5秒ずつ加減算
・予選はF1と同じQ1/Q2/Q3ノックダウン方式
・ピットストップは1台ずつ。被った場合は後方待機
といったところです。
また、これに先立って、シリーズ統一ポイントも栃木方式で計算し直されています。具体的には有効ポイントは6戦分となり、秋ヶ瀬シリーズのポイントは、栃木シリーズのポイント計算にして再計算。秋ヶ瀬シリーズの1位ブラックシャドーレーシングが124ポイントでリーダー、栃木シリーズの1位うさぎちゃんレーシングTeamHANAが112ポイントで2位という状況です。
統一戦出走前のポイントランキングは以下の通り。

1位と2位は12ポイント差!
統一戦のレースポイントは、普段の栃木シリーズよりも高くなっており、尚且つ予選結果にもポイントが付与される形式になっていました。

予選ポールは12ポイント!
ノックダウン方式の予選!
各シリーズ上位5台ずつの10台に加えて、たまたま応援に来ていた栃木シリーズ15位のTeam 634 Bも緊急参戦して11台での予選がスタートします。
全員走行が義務付けられているQ1では、うさぎちゃんレーシングTeamHANAがトップタイムを記録。シリーズトップのブラックシャドーレーシングは惜しくもQ1敗退となりました。
Q1のベストタイムを記録したドライバーは出走できない予選Q2。またしてもうさぎちゃんレーシングTeamHANAがトップタイム。
飛び入り参加のTeam 634 Bが2番手に食い込み、秋ヶ瀬枠では唯一激走カートがQ3進出です。
予選Q3は、うさぎちゃんレーシングTeamHANAが圧倒的なタイムでポールポジションを獲得。Team 634 B、激走カート、Team☆634 Osamuがこれに続きました。
予選総合結果としては、うさぎちゃんレーシングTeamHANA以外のシリーズ上位勢は下位に沈む結果となりました。
86分の決勝レース!
予選が終わると、決勝用のカートをくじ引きします。
フェスティカサーキット栃木では、カートに固有のゼッケンが付けられていないため、どのカートが好調か不調かはわからないようになっています。どのチームも、「このカートは速いのか!?」と不安になりながらの決勝レーススタートです。

フォーメーションラップでは冷えたタイヤを精一杯温めます

グリッド上でチーム紹介

レーススタート!
レース序盤は、ポールポジションからスタートしたうさぎちゃんレーシングTeamHANAが快走します。
これに続くは、Team☆634 Osamuと激走カート。重量級で固めてピットハンデが少ないぼっチロルも好位置につけています。
レース31周目、Team☆634 Osamu、うさぎちゃんレーシングTeamHANA、ぼっチロルの3台が2秒差以内のバトルとなり、ここから抜け出したのはTeam☆634 Osamuでした。
レース開始35分までの間に、Team☆634 Osamuはピットストップを一気に連続で行い、ピット義務を全消化。4周遅れながら、ゴールを目指して全力疾走体制となります。
対するうさぎちゃんレーシングTeamHANAは、ピットストップを後半に持っていき、逃げの作戦。ぼっチロルは目立たないながらも、ピットストップ1回毎にライバルチームを追い詰めて行きます。

目立たないように忍び寄るぼっチロルの影
レースは残り4分。トップのうさぎちゃんレーシングTeamHANAが、残していた最後のピットストップを終えてコース上に復帰すると、ぼっチロルが前。さらに2番手はTeam☆634 Osamu。その差はわずか4秒ほどで、そのままチェッカー・フラッグとなりました。
統一戦のレースを見事に制したのは、重量級選手で固めた栃木シリーズ2位のぼっチロルでした。

優勝はぼっチロル!

レース正式結果。6位までが同一周回。
レース表彰式と、シャンパンファイト!
レース後には、統一戦の表彰式と、シーズン通しての表彰式が同時に行われます。

立派なトロフィーと豪華副賞

統一戦のレースで表彰台を飾ったのはこの3チーム

大人のシャンパンファイト!
そして、統一チャンピオンに輝いたのは・・・
統一戦のレース表彰式が終わると、いよいよ統一チャンピオンの発表です。
5位から順に呼ばれて行き、最後に残ったのは・・・
栃木シリーズ1位で、統一戦を12ポイントビハインドから予選1位、決勝3位でフィニッシュしたうさぎちゃんレーシングTeamHANAが見事初代統一チャンピオンの座を獲得しました!

シリーズ統一表彰式!

統一チャンピオントロフィー。重厚です。

統一シリーズポイント表
今回参加のイベント情報
イベント名 :埼玉トヨペットPresents GreenBrave耐久シリーズ統一戦
開催場所 :フェスティカサーキット栃木
参加費 :18,000円/チーム(各シリーズチャンピオンは無料)
参加しやすさ :★★☆☆☆
イベント満足度:★★★★☆
1シーズン戦ってきたシリーズ戦の総決算!
複数サーキットのシリーズ戦で統一チャンピオンを決めるというレースはなかなか珍しく、また上位ランカーだけが出走していることもあり、レベルの高いレースです。
ですが、普段あまり一緒にレースをしない他のサーキットのカーター達と交流できる機会でもあり、何と言っても豪華副賞や、重厚なトロフィーまでもらえるチャンス。
皆さんも、来シーズンの統一戦を目指して、開幕から参加してみてはいかがでしょうか?
色んな新しい発見がきっと見つかると思います!

最後は参加者全員で集合写真!