皆さんこんにちは。Go!KART!レポーターの石栗です。
3回に分けてお送りしてきた『birel N35 Champion of Champions in KotaCircuit in Japan 2016』(以下、N35日本一決定戦)のレポートも今回でラストです!
イベントはいよいよ2日目に突入!日本一の座を射止めるのは一体どのチームなのか!?決勝レースの模様をレポートしていきます。
エンジョイクラスの3時間耐久レース
まずは前日の予選で惜しくも下位25台に入ってしまったエンジョイクラスの決勝レースから開催です。

グリッド上ではこんな楽しげなチームも!
エンジョイクラスとは言え、日本一決定戦に出場してくるチームなわけですから、当然のハイレベルレース!しかしながら、幸田サーキットの厳しいペナルティ基準に翻弄されるチームが続出します。
3時間のレース中、出されたペナルティの回数はなんと24回!!平均して1チーム1回はペナルティを受けている計算になります。2回の違反で1回ペナルティとなるので、最低でも48回以上の違反があったことになります。
そしてそのペナルティの理由は、9割方が「タイヤタッチ」でした。最終コーナーのタイヤバリアにタッチすると取られてしまうこのペナルティ。これを見て、チャレンジクラスの参加者は「タイヤタッチに気をつけろ」を合言葉にしたはず。
そんな厳しいレースを制したのは、オーシャンカートランド代表のきまぐれさんでした!オーシャンカートランドさんはもう1チームのおさきにどうぞさんも2位に入り、なんとワン・ツーフィニッシュ!素晴らしい成績!

エンジョイクラス表彰式!
チャレンジクラスの3時間耐久レース!
いよいよ日本一を決める、チャレンジクラスの3時間耐久!

うさぎちゃんレーシング!!
先程終わったばかりのエンジョイクラスの方々も皆応援する中、フォーメーションラップスタートで早速トラブル発生!5番グリッドスタートのマシンがチェーン切れでストップ!フォーメーションラップ中にストップというのも珍しかったのですが、これで一旦レースは中断となります。
が、レースは中断したものの、レースの時間を計る時計は止まりません。故障車両が5番グリッドに戻ってくるまでの10分弱の間、時計は進むけれどレースは中断という珍しい状況になりました。これで各チームは戦略が混乱(汗)
思い通りには行かない・・・
気を取り直して再スタート!
うさぎちゃんレーシングは、中団以降のグリッドということで、バトルに強いのーりー選手をスタートドライバーにし、3台ほど交わして快調に進んでいたのですが、追突されてスピン、最後尾に落ちてしまいます(汗)
仕方がないので、作戦変更で私が早めにコースイン。快調に飛ばして5周で2台ほど交わしましたが、8コーナーを回ったところで突然、、、
ブルゥゥゥ~~~ン・・・
ブルルルルゥゥゥゥンンン・・・
・・・あ、チェーン切れた!
よほど日頃の行いが悪いからでしょうか、無念のチェーン切れでストップです(汗)
ストップしたマシンは、幸田サーキット特製のプッシングカートで押してもらい、ピットに戻り、計測器を予備マシンに付け替えて再出走です。

プッシングカートに押してもらうという貴重な経験!

急遽予備マシンに計測器を付け替えて再出走

ドライバーチェンジをしたらスタンプを押印!
予備マシンは調整されていなくて、1周2秒遅い!ですがそこはブロックラインで後ろに5台ほどのトレインを形成してしのぎます。
その後、チェーンが切れたマシンはスタッフさんの懸命な復旧作業で修復してもらい、再度乗り換えて出走。その時点で既にトップからは4周遅れの最下位で、日本一の夢は絶たれてしまいました・・・。
更に、給油のタイミングもうまくいかず、幅寄せとプッシングのペナルティも受けてボロボロ(汗)日本一決定戦、甘くなかったです。

2分間の給油停車がレースの肝。
トップレベルカーターとのバトルを楽しむ!
こうなったら、成績は関係なし!あとはコース上でトップレベルのカーターとのバトルを楽しむのみです!
1時間のロングスティント、体重差のメリットを活かしてオーバーテイク三昧!チェーンを交換したマシンは好調なのもあって、本当に楽しい時間でした!
誰にも抜かれず快調に飛ばしていたのですが、高速の3コーナーでインからズバッと抜かれます。誰かと思えば、RedBullKartFight2016関東代表の佐伯和洋選手!3コーナーは高速コーナーなので、本来パッシングポイントではないのですが、見事にインを差されてびっくり!
レース後に聞いてみたら、最終コーナーからの車速の維持で数cmずつ詰めていき、私が無警戒だったことを見透かして一気に飛び込んだとのことでした。流石トップカーターは技術力も観察力もレベルが違うなと思い知らされました。
感動のチェッカー!
チャレンジクラス、3時間耐久も感動のチェッカー。2日間に渡る戦いを皆で称え合う、長いハイタッチアーチです!
チャレンジクラスを制した日本一のチームは、新千歳モーターランド代表の大門軍団さん!毎年N35日本一決定戦の上位常連チームでした!

チャレンジクラス結果

チャレンジクラス表彰式
今回参加のイベント情報
イベント名 :birel N35 Champion of Champions in KotaCircuit in Japan 2016(通称:N35日本一決定戦)
開催場所 :幸田サーキットyrp桐山
参加費用 :58,000円+1,000円×参加人数
参加しやすさ :★☆☆☆☆
イベント満足度:★★☆☆☆
RedBullKartFightが個人での日本一を競うイベントに対して、チームでの日本一を競うのがこのN35日本一決定戦。まさに各施設のチャンピオン達が集う、ハイレベルなレースです!
その分、参戦するための敷居は幾分高く、遠征費用も考えるとコストはかかりますが、カーターなら一度は経験しておきたい大舞台!参加する労力に比べると走行時間が幾分少ないのが気にはなりますが、空き時間を飽きさせない工夫も沢山あります!
来年の開催日はまだ未定ですが、皆さんもホームコースでの代表権を目指して頑張ってみませんか?ここにくれば、新しい出会いや刺激に必ず出会うことができます!