皆さんこんにちは。Go!KART!レポーターの石栗です。
前回に引き続き、『birel N35 Champion of Champions in KotaCircuit in Japan 2016』(以下、N35日本一決定戦)の模様をレポートしていきます。
前回のレポートでは土曜日のブリーフィングまでの様子をお伝えしました。「ゴーカート日本一のチーム決定戦!N35 Champion of Champions in 幸田サーキット!(1)」
新型N35マシンの試乗会
ブリーフィングも終わって、いよいよ練習走行!の前に、birel社製の最新レンタルカート、N35-RSの試乗会が行われました。このマシンは、今まで流通しているN35よりもより安全性や快適性を重視した仕様で、フルカウルのマシンになっています。その分マシン重量は20kg~30kgほど増加していますが、シートポジションやペダル位置を簡単に調整出来たりして、より誰でも簡単に乗れるマシンに仕上がっていました。

乗車説明を受けて2周の試乗
試乗会は先着順でしたが、受付開始と同時に長蛇の列!多分、皆この新型N35に乗りたいというよりは、今回のレイアウトを1周でも多く走りたいという気持ちで列に並んだ方もたくさんいたはずです。
更に、予選の上位3チームだけが挑戦するスーパータイムトライアルで使用される2ストローク100ccのマシン調整も同時に行われており、我らがGo!KART!の窪田編集長がテストドライバーを兼任!素晴らしい走りを披露していました!

窪田編集長がテストドライブ!
練習走行は2組に分けて
練習走行は、A組/B組それぞれ1時間ずつです。
うさぎちゃんレーシングは、初コース攻略の得意な私が最初に15分、他の二人が10分ずつ2回の構成にしました。1時間の走行はあっという間です。
走り出してすぐ思ったのですが、このコース、難しい場所が1ヶ所しかないです。具体的には、最終コーナーとして設置されたシケイン。なんとなくシティカートの雰囲気に似ているので、チーム内では勝手にCKコーナーと命名。笑

噂のCKコーナー。意外と高速コーナーでした。
それから、前日にスタッフさんがかなりマシン調整に力をいれていたようで、私達が乗ったマシンは、パワーはあるものの、トップスピードがリミッターで抑えられていて、最高速が伸びない仕様になっていました。他にも同じような経験をしたチームが複数あったようです。日本一決定戦ですから、マシンの差は極力少なくする努力をされているのでしょう。

いざ出陣!
ただ、びっくりしたことに、練習走行はタイム計測がされませんでした。私が走り出してすぐ、「タイム表示出ないな~」と思っていたのですが、計測器すら取り付けない状態での練習走行だったようです。どういう意図があったのかわかりませんが、タイムは自分たちでストップウォッチ計測することに(汗)
チームメイトの二人は、だいたい1分2秒前後くらいでラップしていたので、今回のレイアウトではその辺が目安だったようです。
予選スーパーラップ
予選は、チーム代表者による1LAPアタックです。
本当は私が出走したかったのですが、重量合わせの規定で、54kg以上のドライバーでないと出走できなという点に引っかかり、今回はチームメイトにお任せしました。ドライバー重量は、重りを含めて全員68kgに統一です。
この予選スーパーラップは、当然ながら各チームエースドライバーが出てきます。著名なカートドライバーも出走していましたので、少しご紹介します。

RedBullKartFight2015ジャパンファイナル覇者、金沢太景選手!

RedBullKartFight2013ワールドファイナル覇者、久保誠選手!
こんな凄い選手達と一緒に走れるのは、N35日本一決定戦の良いところです。
そんな予選スーパーラップ、うさぎちゃんレーシングは50台中17番手で決勝チャレンジクラスに進出!
更に、予選上位3チームは、先程窪田編集長が調整走行していた2ストローク100ccのマシンで再アタックを行いました。N35よりも1周10秒も速いというマシンで、見事ポールポジションをゲットしたのは、宝塚カートフィールド代表、秋山産ハマコロさんでした!おめでとうございます!
前夜祭と夜の作戦会議
まるでF1日本グランプリのように、N35日本一決定戦は前夜祭が行われます。
コンテンツは、ドリフトマシンのデモ走行に始まり、花火打ち上げ、ケータリングの配食、チーム紹介、決勝マシンのくじ引きです。前夜祭のレポートは別途、番外編としてアップされる予定なのでそちらをお楽しみに!

決勝のマシンは14号車をゲット!
前夜祭が終わったら、ホテルに戻ってチームで翌日の作戦会議です。コース攻略やら、給油のやり方、ドライバーチェンジの順番等、綿密に相談!
チームによっては、この前日の作戦会議が本番よりも楽しみで、仲間と遅くまで飲んでいるチームもありました。決勝日に二日酔い止めを飲んでるドライバーさんも目撃しましたよ。笑
本日のレポートはここまで!次回はいよいよ日本一を掛けた決勝3時間耐久レースの様子をレポートします!