皆さんこんにちは。Go!Kart!レースレポーターの石栗です。
東京23区内で唯一の本格ゴーカート場、シティカートでの公式イベントCITYKART CUP(以下CKCUP)のレポートです。まずはタイムアタックチャンピオンクラスの模様をレポートします!
チャンピオンクラスは猛者揃い
タイムアタックチャンピオンクラスは、出走者の殆どがチャレンジクラスでの優勝経験者。
それもそのはず、チャレンジクラスは優勝したら卒業しなければならないルールなので、優勝経験者は自然とチャンピオンクラスに集まるわけです。
実際、チャレンジクラス20名とチャンピオンクラス15名のタイム差は0.65秒。34秒サーキットですので、約2%もの差があるということになります。
そんな猛者どもに課せられるレギュレーションは
- ウェイトハンデ
- 前回成績ハンデ
- 全員同じマシンを交代でタイムアタック
の3点です。
ウェイトハンデは、装備重量65kg~70kgを基準とし、5kg増減する毎に0.1秒のハンデを加減算します。つまり、
装備重量70kg~75kgの人は、記録したタイムに0.1秒減算
装備重量60kg~65kgの人は、記録したタイムに0.1秒加算
として計算し、総合順位を競うことになります。

年季物の体重計
これに加えて前回優勝者は0.2秒加算、前回準優勝者は0.1秒加算、3位以下になるまで累積となっています。
使用するマシンは、その日の中でも特にクセのあるマシンが選定され、全員が順に乗ることになります。たまたま一発タイムが出ただけでは勝てないのです。
トップタイムを記録するも、結果は・・・
チャレンジクラスでは1組5人ずつ走りましたが、チャンピオンクラスでは更に公平を期すため、1組3人ずつ走り、少しでもコース上のタイヤバリアが乱れると、即座にスタッフが修正する厳しい環境でのアタックになります。
私はウェイトハンデがなんと脅威の0.4秒加算となったため、他のドライバーより0.4秒以上速く走らなければなりません(汗)

アタックラップに入る前の最終コーナーは大外回りで車速を上げる!

アタックラップの最終コーナーは、イン側を走って距離を稼ぐ!
1回目のセッションでは33.073で2番手に0.212秒差のトップでしたが、2回目のセッションでは33.146しか出ず、0.203差の2番手タイム・・・。
3回目のセッションでこの日最速となる32.906のトップタイムを記録するも、ハンデ加算後の最終結果は6番手の惨敗。
軽くて速いだけでは勝てない、それがCKCUPのチャンピオンクラスです。優勝はシティカートの生きる伝説こと、石川選手でした!

1000分の1秒を競う争い!

1位から4位までが0.1秒以内!表彰台争いはナント0.02秒以内!

こちらはご参考。見比べるとハンデが良い感じで効いてるのがわかります。
耐久レースは2ヒート制!
12台出走の1時間耐久レースは、6台ずつ前半と後半に分けられ、それぞれ周回数を争うことになります。
レース自体のルールは簡単で、全チームピット回数が5回。1スティントの最低周回数が10周です。

チャンピオンクラスが終わると日も傾き始めました
私のチームはくじ引きで後半組となり、マシンは6号車、グリッドは5番手と決まりました。
耐久レース前半戦(A組)
自分達の出走しない組のレースは、他チームのレースをじっくり見ることができる貴重な機会になります。いつも自分たちが走っているので観戦モードにならないのです。

スタートは何度見ても興奮します!
スタートの様子を数周だけ動画に撮ってみました
注目チームは、チャレンジクラス優勝の政田選手と、チャンピオンクラス優勝の石川選手を擁するTeamNoMark。
序盤はTommy'sの猛追を受けますが、中盤以降は独走状態となり、全チームを周回遅れにして圧倒的なトップチェッカー!周回数は108周です。後半組はこの108周を目標に走ることになります。

耐久レース中は多くの人がピットエリアで観戦しています。
さて、またまた長くなってしまったので、続きはまた次回。