ウェイトハンデとはマシンとドライバーの合計の重量差によって生じる速さの違いを是正しようとするハンデのことである。
カートではドライバーとマシンの合計の重量が速さに大きく影響する。
全く同じレベルのドライバーが二人いた場合には、体重が軽いドライバーの方が速く走れる。
それは、軽い方がスピードが出るからである。軽い方がコーナーからの加速が有利になり、加速が良い分トップスピードも速くなる。
ウェイトハンデの具体的な内容については、レース毎のルールで異なる。
レンタルカートのレースでは、マシンの重量には大きな差がないため、ドライバーの体重を基準にハンデを設けることがほとんどである。
例えば、ドライバーの標準体重を定め、その体重に足りない場合にはマシンに重りを積むようなハンデがある。その他にもレース中のピットストップ回数や、ピットストップした際の停止時間を体重によって分けるようなスタイルのハンデもある。
参加者本人が所有するレーシングカートでレースをする際には、マシン毎でも重量に差があるため、ドライバーとマシンの合計体重に規定を設けて、足りない分は各自で重りを積み、ウェイトを統一するというやり方が一般的である。