ステアリングとは、ハンドルのこと。
厳密には、操舵装置全般のことをステアリングと呼ぶが、一般的にはステアリングは『ステアリング・ホイール(英語名称)』=『ハンドル』と考えて差し支えない。
ステアリングを操作することを「ステアする」と表現することもある。また、ステアリングは『切る』『入れる』『引く』『押す』など多彩な表現がなされる。
カートの場合、ステアリングを切った際の感覚が、一般自動車よりも圧倒的にダイレクトな操舵感となるため、乗り慣れていないドライバーは大変な違和感を覚える。
一般自動車に比べて非常に重いが、その分ハンドルを切る量(操舵角度)は非常に小さい。一般自動車ではコーナリング時にステアリングを何度も持ち替えることがあるが、カートではステアリングを持ち替える必要はない。むしろハンドルは持ち替えない方が良い。
ステアリングの操作方法には大きく分けて『押し手』と『引き手』がある。押し手とは、右コーナーであれば、左の手でステアリングを押すような感覚で切ることで、微妙な舵角コントロールを行う事ができ、疲れづらい。
引き手は、右コーナーであれば右の手でステアリングを引くような感覚で切ることで、スムーズなハンドリングが出来る。
これらを適切に組み合わせて、できるだけ少ない舵角でコーナーリングするのがタイムアップの秘訣となる。