パレードラップ(同意でフォーメーションラップとも言う)とは、レース前にスターティンググリッドへ向かう等の目的でコース上をゆっくり走るラップのことである。
スタート前にタイヤやブレーキを適正温度に温める、車両とドライバーの準備運動的な意味合いも持ち、また観衆に向けてレースの雰囲気を盛り上げる効果も持つ。
レンタルカートにおいては、フォーメーションラップで車両の状態や路面コンディションを確認すると同時にタイヤを温めることが多いが、グリッドに着いた後にドライバー紹介等のスタート進行を行うケースもあり、フォーメーションラップで必死にタイヤを温めても、その後またタイヤが冷えてしまうこともある。
レースによっては、フォーメーションラップ中の蛇行運転を禁止しているケースや、フォーメーションラップ中のスピンやコースオフは最後尾へ降格と対処がされるケースもある。
また、一部のレンタルカートレースでは、レース終了後にもパレードラップを行うケースがある。これはお互いの健闘を讃えあい、勝者を祝福する意味合いを持つ。
優勝ドライバーだけパレードラップを行うケースと、参加者全員でパレードラップを行うケースがあるが、優勝ドライバーはチェッカーフラッグや国旗を片手で掲げて走行することもある。