ラップタイムとは、ホームストレート上の計測ラインを通過してから、次にホームストレート上の計測ラインを通過するまでの時間のこと。簡潔に言えば、一周走行のタイム。
ラップタイムは様々な要因で変化する。
例えば、コーナーでのブレーキが若干遅れたり、早すぎたりしただけでもコンマ数秒の違いが出る。走行ラインが数十cm違っただけでも大きく差がでることがある。最も影響が大きいのは、マシンコンディションと路面コンディションである。
ドライバーの技量を推し量る一つの目安として、レース中のラップタイムの推移がある。同じスティント中に、どれだけベストラップに近いラップタイムを記録したか、また安定して同じようなラップタイムを記録し続けていたかによって、その日のコンディション、マシンでの限界で走れていたと言うことができる。
駐車場をクラッシュバリアや古タイヤで仕切ったようなタイプのカートコースでは、複数台が走行しているうちに、車両が少しずつバリアに接触してコースが広がり、ラップタイムが数秒向上してしまうケースもある。