クリッピングポイントとは、コーナーの中で最もイン側に寄せる場所のことを指す。単に『クリップ』と呼ぶこともある。
類似の言葉として、エイペックスがあるが、エイペックスはコーナーイン側の頂点(上図の右)であり、最適なクリッピングポイントと必ずしも一致するとは限らない。
同じ形状のコーナーでも、次に続くコース形状によって、最適なクリッピングポイントは変化する。
また、マシンや路面コンディションによってもクリッピングポイントは変化する。特に、ウェット路面ではクリッピングポイントを通らないケースも多い。
多くの場合、クリッピングポイント付近には縁石がある。この縁石に乗るほうが距離を稼ぐことが出来るが、車体が跳ねて失速するケースもあるので、見極めが必要である。