テクニック

ヘアピンコーナーでアクセルを踏み込むタイミングを意識したことがないあなたへ!

こんにちは!Go!KART!編集部のクボタです。

 

ゴーカートのサーキットには様々なコーナーがありますよね。

 

アクセル全開のまま曲がれる高速コーナーもあれば、ブレーキを踏んだりアクセルを戻したりして、スピードを落とさないと曲がれない低速コーナーなど、様々なコーナーがありますが、今回は低速コーナーの攻略法をお伝えしていきます。

 

低速コーナーを攻略する要素には、ブレーキの踏み方、ブレーキの戻し方、ハンドルの切り方、アクセルの踏み始め…と様々ありますが、今回は、低速コーナーのどこからアクセルを踏み始めるべきなのか?これを徹底分析していきます。

サーキットを走行するレンタルカート

 

低速コーナーでのアクセルの踏み始めに正解はあるのか?

きついコーナーなのか、ゆるやかなコーナーなのか、コーナーも様々なので、位置として「ここ」から踏むのが正しい!という正解はありません。

 

ただし、コーナーのどこからという位置ではなく、「こういう状態」になってからアクセルを踏む!という正解はあります。

 

コーナーは3つのアクションで分けられる!

ヘアピンカーブを3つのセクションに区切る

右コーナーのヘアピンカーブ

コーナーは大きく分けて、3つのアクションに分解されます。

 

A:止まる

 

B:曲がる

 

C:走る(加速する)

 

A:「止まる」

まず、コーナーを走る上で最初に起こすアクションが「止まる」ことです。これは実際にマシンを停車させるわけではありませんが、ブレーキを踏んで減速することです。

 

「止まる」事にも色々な意味があり、重要な要素ですが今日はアクセルの踏み始めの位置についての分析なので今回は詳しい説明は省略します。

 

B:「曲がる」

ヘアピンカーブでのハンドルの切り始め

右コーナーのヘアピンカーブ

「曲がる」の始まりは"緑"、終わりはクリッピングポイントの"黄"の印がつけてあります。

 

ハンドルを切り始めるところが、「曲がる」の始まり。

 

「曲がる」の終わりは、マシンの向きがコーナーの出口に向きハンドルを戻して行ける状態になったところが「曲がる」の終わりになります。

 

C:「走る(加速する)」

"黄"のクリッピングポイントから先は、コーナーを立ち上がって行く区間になるので、ハンドルは切り込んで行く必要はなく、ハンドルを段々と真っ直ぐに戻していける状態になります。

 

ここまで来たらマシンは加速体勢になるので、「走る(加速する)」ことが出来るようになります。

 

「曲がる」と「走る」は別々にする

「曲がる」は、ハンドルを切り込んでいる状態。「走る」は、アクセルを踏み込んで加速している状態。

 

この2つを同時にするとどうなるかゴーカートに乗っているつもりで想像をしてみましょう…。

 

状況にもよりますが極端に言うと、ゴーカートはスピンをしますね。

 

よくあるのが、初心者の人が早めにブレーキを開始したら、速度が落ちすぎてしまって、曲がっている最中に(クリッピングポイントより手前から)、アクセルも踏み込み始めて、結果、コーナーの立ち上がりでスピンをする。これはゴーカートの初心者あるあるだと思います。

 

この初心者あるあるは、まさに「曲がる」と「走る」を同時に行ってしまった典型例ということです。

 

アクセルの踏み始めは、「曲がる」が終わったとき

ここまで来たら、もう説明は不要かもしれませんが、アクセルの踏み始めは、「曲がる」が終わったときということになります。

 

一般的にはクリッピングポイントが「曲がる」の終わりになります。なので、セオリーとしては、クリッピングポイントがアクセル開始の位置になる。

 

ここで重要なのは、クリッピングポイントでアクセルを踏むことではなく、「曲がる」が終わってからアクセルを踏み始める事!が重要になります。

 

クリッピングポイントはあくまでも目安。

クリッピングポイントがアクセル開始位置というのは、あくまでも一般的な表現なので、必ずしも正しいわけではありません。

 

例えば、クリッピングポイントを通常よりも手前に置いてしまえば、その時点では「曲がる」の最中なのでアクセルを踏み込めなくなります。

 

また、上級レベルになってくると、クリッピングポイントよりも手前で「曲がる」を終えさせて、クリッピングポイントよりも早くアクセルを踏み込んで行く場合もあります。

 

目安としてクリッピングポイントを活用するのは分かりやすいのでとても有効です。クリッピングポイントでアクセルを踏み始めているのにコーナーの立ち上がりでスピンしてしまうことがあれば、それはクリッピングポイントを奥にずらす必要があるという判断も出来ます。

 

今まで、アクセル開始位置を意識してなかった方は、これを意識しながら走行してみると、自分の走りをより細かく分析出来るので是非トライしてみてください!

 

ゴーカートは走るだけなら誰でも気軽にトライ出来るのが良い所ですが、さらに走りを追求していくと奥が深く追求しがいがあるというのもゴーカートの楽しさです!

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Go!KART!編集部

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