テクニック

基礎テクニックvol.3〜コーナーは立ち上がり重視で走る!〜

サーキットを走るレンタルカート

Go!KART!では、もっと速くなりたい!という方や、ゴーカートにチャレンジしてみたい!!という方を対象にスクールを実施しています。そのスクールで実際にレクチャーしている内容を、ここで公開して行きます!

 

 タイムを出したくなるときによくある最初の勘違い

ゴーカートに初めて乗った方が感じることは、「想像以上に速い!」と感じる方がほとんどだと思います。

 

遊園地のゴーカートをイメージして、チャレンジするとびっくりしますよね。アクセルを思い切り踏み込めば、なかなかのスピード感を味わえます。

 

そんななか、最初のうちはタイムは気にせず走っていても、ちょっと慣れてくるとタイム(1周を何秒で走れるか)を気にしはじめる方も多いと思います。

 

そこで、少しでも速いタイムを出すぞ!!と思った時に、みなさんは何を最初に考えましたか?

 

「コーナーを速く走ればタイムがあがるんだ!!」と思った方は、たくさんいるんじゃないかなと思います。

 

「コーナーを速く走れば良い」のか?

ゴーカートでタイムを出すためには、「コーナーを速く走れば良い」という考え方は、これだけだと正解だとは言えません。むしろ解釈次第では不正解にもなりえます。

 

よくある間違った解釈や勘違いは、「コーナースピードを上げる事」が「コーナーを速く走る事」、それがタイムアップに繋がるんだ!!という認識です。

 

例えば、ヘアピンコーナーでスピードを落としたくないからと言って、コーナー進入でのブレーキングを弱くして、高い速度でコーナーを曲がって行こうとする。結果として、コーナースピードが高いので、曲がっている最中に、後ろタイヤが滑りだして、ドリフトのような状態になってしまいます。

ドリフト状態でコーナーに進入しているレンタルカート

なぜそれが問題なのかというと、ドリフト状態になっている=タイヤが滑ってしまっている状態の時は加速が悪くなってしまうのです。

 

そうなると、コーナーリング中のスピードが高かったとしても、そこからコーナーを抜け出して行く際(立ち上がり)の加速が悪くなってしまい、次のコーナーに向かうまでのスピードがのらないため、結果的にタイムは遅くなってしまうのです。

 

実際に先日レクチャーを行った神谷さんもコーナーリングスピードが速すぎてドリフトになってしまうことが多々ありました。個人的には、ドリフトになってしまっているくらいの方が速く走りたいんだ!!っていう気持ちが伝わって来るので嫌いな走りではないんですけどね。(笑)

 

コーナースピードではなく、立ち上がりのスピードを意識する。

では、「コーナーを速く走る」ということは、コーナリング中のスピードではなく、何を意識すれば良いのか?

 

答えは、コーナーの立ち上がりのスピードです。

 

なぜなら、サーキットというのは、いくつかのストレートといくつかのカーブによって構成されていますよね。ということは、コーナーのあとにはストレートが待っています。

 

タイムアップさせるためには、このストレートも速く走る必要があるんです。でも、ゴーカートに慣れている人は、ストレートは基本的にはアクセル全開ですよね?

 

なので、ストレートを走っている時にはスピードアップさせるための工夫は出来ません。(あるとすれば頭を低くして風の抵抗を避けること)

 

そうなるとドライバーがストレートスピードを上げるために出来る対策は、その手前のコーナーをいかに加速しやすい状態で立ち上がって来るか、これが重要になってくるのです。

 

コーナーの立ち上がりを速く走るために!

では、コーナーを速く走るためには何をすれば良いのか?

 

大事なことはブレーキなんです。「ブレーキを制する者はレースを制する」という言葉があるくらい大事なブレーキ。

 

Go!KART!スクールでも、タイムアップしたい!!という方のほとんどの課題がブレーキです。全員が同じ課題ではなく、ブレーキについても様々な課題があるんです。

 

今回は、速く走る上で意識するべきことは「コーナーの立ち上がりを速くすること」というのをお伝えしました。

 

次回は、そのためのゴーカートのブレーキについてレクチャーしますね。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

Go!KART!編集部

Go!KART!編集部ではゴーカートにまつわる情報を配信します! こんな情報を発信して欲しい!等のリクエストも受付けますのでご要望がある方はお問い合わせよりご連絡ください!

-テクニック

© 2023 Go!KART! ゴーカート Powered by AFFINGER5