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荷重移動でタイムアップ!〜そもそも荷重って何?〜(1)

こんにちは。Go!KART!編集部の窪田です。

 

みなさんは、荷重移動意識してますか?

 

ゴーカートの走り方やタイムアップについての話しをしているとよく耳にする「荷重移動」。今回から何回かに分けて、荷重移動について分かりやすく解説していきます。

 

荷重移動とは、荷重を移動させること、ゴーカートで走っている際に荷重をどこにかけるのかを意図的に移動させるということです。

 

荷重って何?

一般的なゴーカートは右側にエンジンが搭載されている。

重たいエンジンは右後ろ。

荷重という言葉を辞書やwikipediaで調べると難しい言葉が並んでいるので、ここでは簡単に定義します。

 

ゴーカートの場合の「荷重」というのは、マシンの「荷」=おもさが、どこに「重」点的にかかっているか?ということです。

 

ゴーカートには4つのタイヤがついています。例えば、ドライバーとゴーカートの重量を合わせて100kgだったとしましょう。その時は、4つのタイヤに均等に25kgずつ荷重がかかっているでしょうか?

 

正解はNoです。

 

具体例を1つ上げると、エンジンという重たいものが右後ろに搭載されていますよね。なので均等に「荷重」はかかっていません。

 

荷重は動く!

次に、走行中の荷重について考えてみましょう。

 

走行中は、荷重が移動するというのはイメージ出来るでしょうか?

サーキットを走行中のゴーカート

直線を一定速度で走行中に強いブレーキを踏むとどうなる?

極端な例で考えてみましょう。

 

直線を一定速度で走っていたとします。そのときに、強いブレーキを踏み込むと、身体はどうなりますか?

 

前のめりになりますよね?そのときは、荷重が前に移動しています。

 

もしくは、クルマなどで急発進した瞬間、身体はどうなりますか?

 

背中の方に倒れそうになりますよね?ゴーカートでも加速している際は荷重が後ろに移動しています。

 

なので、走行している最中というのは、常にその状況に応じて荷重が移動しているということになります。

 

荷重が移動すると何が起きるの?

カーブを曲がろうとしているゴーカート

カーブを曲がっている時も荷重は移動する。

荷重が移動するのは理解してもらえたと思いますが、じゃあそれがなんなの?って話しですよね。

 

荷重が移動すると、曲がりやすさが変わるんです。

 

ハンドルを切っても思うように曲がってくれないとき、ハンドルを切ったときにスピンしてしまうときというのは、タイヤが滑ってしまっている状態になります。

 

前のタイヤが滑れば曲がりづらくなり、後ろタイヤが滑ればスピンしてしまいます。このタイヤが滑ってしまう事を、荷重を利用すると止めることが出来るんです。

 

ゴーカートもクルマも同じですが、地面と接しているのは4つのタイヤのみですよね。ということは、荷重が移動するとその力は、必ずタイヤにかかります。

 

そうすると、荷重のかかっているタイヤは、荷重によって地面におさえつけてもらえるので、滑りづらくなるということが起きるのです。

 

荷重を感じてみよう♪

サーキットで走行するゴーカート

少し意識するだけで、意外と簡単に感じられる!

荷重については、ゴーカート経験の長い方にとっては当たり前の話しかもしれませんが、今まで考えた事もなかった!という方もたくさんいるはずです。 今回の解説はここまでにするので、まずはゴーカートに走りに行って、荷重が移動してるんだな〜っというのを感じてみてください。

 

もしゴーカートに乗りに行けない方でも大丈夫!普段乗るクルマや、電車、または自転車なんかでも荷重移動は感じることが出来ます♪

 

次回は、走行中に荷重がどこにあるのかをイメージする方法について解説します。では、また!

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