こんにちは、CP64Racingの清野です。
本講習ではシティカートの第1コーナーを一通り学んできましたが、いよいよ新しく別のコーナー...第12コーナーを学んでいきたいと思います!
第12コーナーとは
まずシティカートの12コーナーのご紹介から。
シティカートは毎年2月にコースチェンジ(コースを変える)のですが、2016年2月から新しくできたコーナーがこの12コーナーです。
コーナーが密集して忙しいシティカートの中では比較的大きなカーブを描いており、ドライバーの癖や走り方によって走行ラインが大きく変わります。さらに立ち上がりに失敗すると、その後のホームストレートの伸びが鈍化し、第1コーナーまでの差が開いてしまうというハイリスクなコーナーです。
クリップで遅くなる現象
私はこの12コーナーは最初から苦手でした。
そもそも第1コーナーも上手くないので、12コーナーは後回しにしてきましたが、どうも上手く走れません。
と言いますのも、車体角度はクリップ地点でしっかりと次のコーナーに向かってないといけないのですが、そのための車体角度を意識するあまり、クリッピングポイントで最もスピードが遅くなるのです。
結果、13コーナー時やホームストレート時で他のドライバーに離されてしまうのです。12コーナーの進入時はかなり速いことは自分でも分かっていますので、突っ込み過ぎが原因であることは何となく理解しています。
でも、突っ込み過ぎを修正しようとしても、結局クリップの時に車体角度を変えるハメになって減速してしまうという...車体角度とアクセルワークに答えがあると分かっていても、なかなか直せないでいます。
理屈で言えば、色々と改善のしかたは分かるのですが、具体的にどう走行すべきかが分からず...「あそこで車体角度を変えるんだよ」とか「クリッピングポイントで車体角度を変えようとしてはダメだよ」とかではなく、なんか良い意識のしかたは無いかなぁ...と悩んでばかりいました。
そんな走り方!?
実際に何度か私の走行をコーチに見ていただき、私の走り方に合わせたアドバイスのしかたを考察いただきました。
コーチからアドバイスいただいたのは以下の通りです。
ビックリしました(笑)
例えば1コーナーを曲がる時は、確かにブレーキの初期踏力から、少しブレーキを引きずりながら、アクセスを踏み込むまで多少ニュートラルな状態があります。でも、私はゴーカートというものは、常に極力アクセルとブレーキのどちらかを踏んでいる状況を作り出すことが大事だと思っていました。
にも関わらず、12コーナーではニュートラルな状態を多く作れと!?
図解すると↓こういう感じです。
アクセルとブレーキの踏力イメージをA地点からC地点に合わせてグラフでご説明しますと、通常のコーナリングと12コーナーのコーナリングは下図のような違いが出るそうです。
カーブが中途半端に大きい分、12コーナーでは何も踏まない時間が長いわけです。重ね合わせると以下のような差が生じます。
この違いが12コーナー出口の時の加速状態の違いを生んでいるようです。
次回への課題
コーチに言われたことを実践してみたいと思った時には講習も終了。
その後もシティカートに貸切が入っており、今回の居残り練習はやむなく断念。
でもすごく良いことを教えていただいた気がします。絶対次回試してみます!
余談ですが、今回は朝からの講習で、しかも私の個人都合により前日から寝ていなかったため、非常に疲れました(笑)。
次回はいよいよ最終回!
講習第2弾に延長移行することを期待しつつ...とりあえず最後に向けて気合を入れておきます!!!
ではでは~(^o^)/