中級者レポ

踏まない、曲げない、という忍耐(後編)

こんにちは、CP64Racingの清野です。
今まで全5回の講習を各2回に分けてレポートしてきました。実はこの全5回の講習を第2弾として受講させていただくことが決定したのですが、とりあえずは一区切りということで、今まで学んできたことの復習を兼ねて総まとめとしてご紹介します。
 
今回の講習は全てシティカートでした。
カメラ目線走行
 
焦り走行
というわけで、今回学んだことを意識別におさらいしたいと思います。
 

しっかりと前荷重をつくるために!

コーナリングする上で、しっかりとブレーキし前荷重を作ることで、少ないハンドル操作で速く曲がることが重要でした。そもそも講習を受けはじめた“きっかけのためのブレーキ”というやつです。これをうまく実現するためには以下のポイントが重要でした。
 

・ ブレーキの初期踏力による前荷重(3回目の記事参照)
・ 手動デフ構造も意識したインリフト(5回目の記事参照)

 
ブレーキの初期踏力による前荷重というのは、以下の道理です。

① ブレーキの踏み始めをロックぎりぎりまで強く踏むことで前荷重を多く作る
② その状態でハンドルを曲げれば自ずと前輪と外側の後輪との3点で走行できる
③ 結果的にスピードに乗ったまま曲がれる

 
また、手動デフ構造も意識したインリフトというのは、以下の道理です。

曲がる時、内側と外側のタイヤの回転数を調整できるわけではないので、カートマシンの特性を活かしたインリフトを心掛けることで、効率良く曲がること。

 
これらを知るためにシティカートの1コーナーは非常に勉強になりました。あとは天候や路面温度、マシンの具合に合わせていかに臨機応変に対処できるかが大事です。私自身、これに関しては「引き続き練習あるのみ」という感じでした。
前荷重によるコーナリング
 

ハンドルを切るタイミング!

そして、ハンドルを切るタイミングの重要性を学びました。これは私の癖で、ブレーキとほぼ同時にハンドルを切っていて、タイミングが早すぎるということが分かりました。
 
ブレーキとほぼ同時にハンドルを切ってしまっては、リア(後輪)が流れてしまうに決まっています。私の場合、ハンドルの切るタイミングを少し我慢して待つことが非常に大事だと理解しました。
ハンドルは前荷重がかかってから切る

走行ラインは自分のアクセルワークに合わせて

これは12コーナーの走行で改めて知ったことですが、基本的に立ち上がり速度重視のゴーカートにおいては、アクセルの踏み始めがポイントです。しかし、アクセルの踏み始めはブレーキ時からどのタイミングが良いか...もっと言えば、そもそものブレーキはどこが良いかを逆算して考えていかなければなりません。
 
そして、そのブレーキとアクセルのポイントに合わせた走行ラインを作るわけです。
走行ラインの練習
もちろん、目線や意識はクリッピングポイントに向けることが前提ですね。
 

次のステップへ...

今回の全5回の講習では、以上のことを学びました。結果ちょっとだけ出来た感じでした。これらを、ちょっとだけではなく100%出来るようにするためには、後はひたすら反復練習するのみです。精度を上げるということになると思います。
 
まずは何度も繰り返し身体に覚え込ませて、この基本をマスターした上で、第2弾の講習に挑みたいと思います。
 
そして何より、個人の走行癖に合わせて言い方や学習法を変えながらもしっかりと理解するまで教えてくださったコーチ。まだまだ引き続きお世話になりますが、とりあえず第1弾が修了ということでお礼申し上げます。
 
ありがとうございました♪
引き続き、第2弾も宜しくお願いします♪
 
コーチに感謝
 
さて、第2弾講習のテーマは何か?場所はどこか?続きはまた今度ということで!
ではでは~(^o^)/

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清野 剛

CP64Racingというスポーツカートチームに所属しており、基本的に毎週どこかで走っています。主な活動サーキットはCityKart。ちょいちょいレースにも参加していますが、なかなか速くなりません(笑)

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