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マシンの向きを変えるテクニック〜ブレーキングドリフトのやり方〜(1)

更新日:

サーキットで走行するゴーカート

今回は、ブレーキングドリフトについて解説していきます。

 

ゴーカートで走る際に、速く走りたい!サーキットで0.1秒でも速いタイムを出したい!というときには、ゴーカートではドリフト走行は禁物です。

 

ドリフト走行というのは、ゴーカートのマシンが横滑りをしている状態ですよね。本来であれば、加速に使うためのエネルギーをタイヤを滑らせることに使ってしまっているので、タイムは遅くなるということになります。

 

ただ実際には、ドリフト走行とまでは行かなくても、コーナーの進入でマシンの向きを変えるキッカケでドリフトを活用することがあります。

 

コーナリング中にゴーカートの向きを早めに変えて、加速の体勢を早くつくり、アクセルの踏み始めを出来る限り早くする。そうすることでコーナーとコーナーの間にあるストレートスピードが高くなりタイムアップに繋がるということになります。

 

このコーナーの進入で向きを変える方法は、ブレーキングドリフト意外にもやり方がありますが、今回はブレーキングドリフトを解説していきましょう。(ブレーキングドリフトは失敗するとスピンの原因になり他の方に迷惑がかかりますので、まだゴーカートに慣れていない方は控えるようにお願いします。)

 

ブレーキングドリフトって何?

そもそもブレーキングドリフトってなんのことでしょうか?

 

コーナリングの始まる直前でブレーキを強く踏み、後ろタイヤをロックさせて、そのときにハンドルを切ります。
そうすると、、、スピンしますよね?笑

 

後ろタイヤがロックしてハンドルを切るときの切り込む量や、スピンが始まりかけたらブレーキを緩めてロックを解除する、ということが上手く連動するとスピンはしないで済みますね。

 

これを意図的にやることがブレーキングドリフトなんです。

ドリフト状態でコーナーに進入するレンタルカート

 

ゴーカートのブレーキングドリフトの手順

1、コーナリングが始まる直前でロックするかしないかギリギリのブレーキを短時間で強く踏み込む

 

2、ハンドルを切り込み、後ろタイヤが滑り出すのを感じる

 

3、マシンの向きが変わりきる少し前にアクセルを踏み込み始める

 

4、綺麗に加速していく

 

上記の4つが理想的なブレーキングドリフトの手順。

 

今回はヘアピンカーブで、ドリフトブレーキをする方法を上記の手順に沿ってみて行きます。

ヘアピンカーブを3つのセクションに区切る

 

手順1:コーナリングが始まる直前でロックするかしないかギリギリのブレーキ!

ゴーカートでブレーキングドリフトをする上で一番重要なのは、ブレーキなのは間違いないでしょう。最初に踏むブレーキによって、上手く向きが変わるか変わらないかの全てが決まります。

 

・ブレーキを踏み込む瞬間はハンドルは真っ直ぐ!

最初のブレーキの踏み始めはハンドルは真っ直ぐの状態に。最初からハンドルを切っている状態で強いブレーキを踏むと一瞬でスピンしてしまい、コントロールすることが非常に難しくなります。

 

・やみくもに強いブレーキを思いっきり踏むのはNG!

後ろのタイヤをロックさせることだけを意識して、ただがむしゃらに思いっきり強いブレーキを踏むのはNG!強いブレーキを踏みながらも繊細なコントロールが必要なのがブレーキングドリフト。

 

では、どれくらいのブレーキを踏めば良いのでしょうか?下の図を見てみましょう。

走行中のタイヤのグリップ力の摩擦円

この図はタイヤのグリップ力を示しています。A、B、Cと黄色い点がありますが、この点はアクセルやブレーキ、ハンドル操作によって位置が変わります。

 

この黄色い点が、グレーの円より外に出てしまうと、タイヤのグリップの限界を超えてしまう=タイヤが滑り出してしますことになります。

 

・タイヤには、縦方向のグリップと横方向のグリップという考え方がある!

ブレーキを踏んだら止まってくれる、アクセルを踏んだら加速してくれるというのは、縦方向にタイヤがグリップしているからです。縦方向のグリップがなければ、ブレーキを踏んでもタイヤがロックしてしまいマシンは止まらない、アクセルを踏んでもホイルスピンをして加速しない、ということになります。

 

また、ハンドルを切ったら曲がってくれるのは横方向にタイヤがグリップしているからということです。

 

ただし、タイヤのグリップ力にも限界があります。そのタイヤのグリップの限界を示しているのが、この図で言うグレーの円になります。円のフチの部分がグリップ力の限界部分ですね。

走行中のタイヤのグリップ力の摩擦円

図の中にある、A、B、C、はハンドルが真っ直ぐの状態でブレーキを踏み込んだ時を示しています。

 

Aは軽くブレーキを踏んだとき。

 

Bはロックする直前のブレーキを踏み込んだとき。

 

Cは完全にロックしてしまうところまで踏み込んだとき。

 

という3つの状況になります。

 

今回のブレーキングドリフトで必要なブレーキングは、強く素早いブレーキングで「B」のブレーキを踏む事です。

 

Aのブレーキだと、グレーの円の中にいるので、ハンドルを切ってもマシンが滑り出す事はありません。Cの場合は、すでにグレーの円の外にいるので、すぐにスピンしてしまいコントロールが難しくなります。

 

「B」のブレーキであれば、まだグレーの円の内側にギリギリ収まっているので、ブレーキを踏んだ瞬間はスピンをすることはありません。ただ、限界ギリギリのところにいるので、ハンドルを切ったら、すぐに滑り出してくれます。

 

「ハンドルを切ったらすぐに滑り出してくれる状況を作り出す!」

 

これがブレーキングドリフトで最も重要なポイントになります。理想的なブレーキングドリフトの手順4つのうちのまだ1つ目ですが、これが出来れば、ブレーキングドリフトの50%はマスターしている状況になります。

 

まずは、手順2〜4に行く前に、このブレーキングが出来るかどうか試してみましょう。

 

練習方法は?

サーキットを走るゴーカート

説明を聞くと理解は出来ても、それを簡単に実行出来ないというのが悩みですよね。だからこそ、奥が深くて楽しいのがゴーカート。

 

まずは、どれくらいの強さで踏むとロックするのかを身体で感じ、覚えることです。結論は、ひたすら反復練習をするしかないのです。

 

・いつもの走りの中で練習してもダメ!

ただ、多くの方々の問題は、通常の走行の中で練習していることです。いつものように良いタイムを出そう!と思いながら、ブレーキ練習もしているのです。

 

タイムアップも狙いつつ、出来ない課題を克服するのは無理だと思ってください。出来ない事をやろうと練習しているのだから、同時にタイムアップなんて願っちゃダメですね。

 

具体的な問題は、いつも通りのブレーキングポイントでブレーキをして、その中でブレーキの限界点を感じようとすることです。

 

そうすると、ブレーキのすぐあとにコーナーがあるため、ついついハンドルを切ってしまいますよね。そのため、後ろタイヤが滑ったり滑らなかったりと毎周違う動きをして混乱してしまいます。

 

まず、練習するべきことは、真っ直ぐの状態で強いブレーキを踏み込んで、ロック限界のブレーキングとはなんなのか?をしっかり身体に覚えさせること。

 

ということは、コーナーリングギリギリ手前でブレーキを踏む必要なんてないのです。直線上の安全なところで、強いブレーキを踏む練習をしたり、コーナーの手前でブレーキを踏む場合には、いつもよりブレーキングポイントを手前にして、曲がる事は忘れてまずはブレーキングだけに集中しましょう。

 

もちろん、他の走行している方々に迷惑がかからないような配慮は忘れないでくださいね!

 

次回は、ゴーカートでの理想的なブレーキングドリフトの手順2以降をレクチャーしていきます!

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