荷重移動でタイムアップ!〜走行中の荷重の感じ方〜(2)
投稿日:2016年07月06日
荷重がどこにあるかを意識するにはマシンにボーリングの球を積んだイメージで、どこに球があるかを意識する。
目次
1 走行中は常にボーリングの球をイメージする2 荷重をコントロールするには3つの操作だけ
3 シンプルだけど重要な荷重を常に意識する
2016/09/12
こんにちは!Go!KART!編集部の窪田です。
今回もゴーカートの荷重移動についてレクチャーしていきたいと思います。前回の内容はこちら。「荷重移動でタイムアップ!〜そもそも荷重って何?〜(1)」
前回のまとめでお伝えさせて頂きましたが、ゴーカートに乗ったとき、もしくは日々の生活の中で荷重が移動しているんだ!ということを感じてみてくださいとお伝えしました。
みなさん、意識してみましたか?
今日は、その荷重の移動について、実際にゴーカートに走行している際に、どう感じ取るのか?をお伝えして行きます。
走行中は常にボーリングの球をイメージする!
荷重がどこにあるのかを把握するために簡単なイメージをする方法があります。
それが、ボーリングの球をイメージしながら走ること。どういうことかと言うと、まずはこちらの図をご覧ください。
こちらゴーカートです。上が進行方向で、真ん中にある黄色い丸がボーリングの球です。
現在、停止している状態なので、ボーリングの球はセンターに置いたのでセンターにあります。ここから加速していったら、ボウリングの球はどうなりますか?
このように、加速したらボーリングの球は後ろに移動しますよね。このボーリングの球の位置が、「荷重の載っている場所」ということになります。
もちろん、加速の仕方によって球の転がり方は変わりますよね。急加速すれば球の移動も速くなり、丁寧に加速すれば球もゆっくり移動します。
ブレーキを踏んだらどうなるでしょうか?もうお分かりですよね?
ブレーキを踏めば、ボーリングの球は前へ=荷重は前に移動するということになります。
では、ここで質問。
下記の写真の場合は、荷重はどこにかかっているでしょうか?
前提条件は、ヘアピンカーブのクリッピングポイントの手前を走行しています。
想像出来ましたか?
答えはこちら。
ヘアピンカーブという前提条件で、写真を見るとハンドルを右に切っていますね。そして、クリッピングポイントより手前ということは、まだ加速の状態ではない。
この2点を踏まえると、荷重は左前方にあると考えられます。
荷重をコントロールするには3つの操作だけ。
荷重をコントロールする=ボーリングの球の位置を調整するには、ドライバーがコントロールできるものは3つだけになります。
それが、「アクセル」「ブレーキ」「ハンドル」この3つになります。
ボーリングの球を左に持って行きたかったら、ハンドルは右に切りますね。
イメージしてみてください。
ハンドルを右に切った時は、横Gがかかって身体が左に倒れそうになりますよね。それが荷重が左に移動している証です。
シンプルだけど重要な荷重を常に意識する。
荷重というのは、とてもシンプルな話しです。そして、速く走る上では欠かせない要素になります。
前回と今回のここまでで荷重の基本的な部分はお伝えしましたので、次回は、荷重の活用の仕方についてお伝えして行きたいと思います。
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