こんにちは、CP64Racingの清野です。今回もシティカートからお届けします♪
前回の講習で1コーナーへの理解を完結させ、12コーナーに挑戦しはじめました。前回12コーナーで学んだことは最後の座学的な感じでしたので、今回はいよいよ実技講習です。
踏まない、曲げないと間延びしている
というわけで早速12コーナーを走行してみます。前回の踏力図に合わせて走行してみようと、まずはコーチに言われた通りのポイントでアクセル、ブレーキをしてみました。
そうすると、コーナー手前でブレーキを踏んでからアクセルを少しずつ踏むまでかなりの時間を感じました。まるで間延びしているかのように...。
こんなんで良いのかなぁ...と。確かにアクセルの踏み込み方は早くスムーズにできるようになりましたが、クリッピングポイントまでの進入にだいぶ時間的ロスを感じました。
さすがにこれで良いわけがないと感じました。多分、私の操作の何かが変なのでしょう。コーチもその様子をじっと見つめていました。
ここにきて、まさかの走行ラインが違った!?
走行後、コーチのコメントを受けてハッとしました。
えっ!?私この12コーナーの走行ラインで半年コースを走ってきましたが、ここにきてまさかの走行ラインが違った!?
これはかなりセンセーショナルでした。「え?それで曲がり切れますか?」という私の質問に、「試しに走ってみてください」とコーチ。
騙されたと思ってコーチの言われるがまま、タイトにコーナリングしてみることにしました。
踏まない、曲げない、でも充分!
早速、実際に走行しようとしたところ、コーチがコース上にタイヤを置きました。
要は“このコース上のタイヤの脇を通ってみてください”ということでしょう。
もちろん、ブレーキングポイントやアクセスワークは言われた通り、前回間延びを感じた踏力方法で実施しました。
すると、どうでしょう。間延びのストレスもなく、且つ立ち上がりまでスムーズに走行できたのです!これは走行中に体感としても速くなっていることが分かりました。
「おーーー!」
凄いです。さすがコーチ!
結局、間延びを感じたのは、それだけ無駄に膨らんでコーナリングしてただけであって、走行ラインをタイトにすれば充分な加速維持を発揮できたのです。
でも、なぜ走行ラインをタイトにするだけで?タイトにすれば実際曲がる角度まで窮屈になるのでは...?
それは、単純にその分ハンドルを切り込むため、うまくリアをスライドさせながら(スリップではなく)、車体角度を調節できるからです。そして、アクセルもブレーキも踏んでいないニュートラルな状況だからこそ、ストレスなく車体角度を調整できるのです。ようやく理屈でも身体でも理解できました。
タイミングやリズムが大事!
ここまでくれば、あとは精度です。
精度とは、私の場合やっぱりハンドルの我慢。どうしてもハンドルの切りはじめが早いようです。これは1コーナーの時にも課題でした。しっかりと我慢して、自然と曲がり始めるポイントでハンドルを操作することで、クリッピングポイントまでの加速向け走行ラインを作り、スムーズなコーナリングを行うことが必要です。
それが人によってはタイミングと言ったり、リズムと言ったりしますが、私の場合は“我慢”ですかね。
この走行上の忍耐力と落ち着きが結果的にラップタイム向上に繋がると理解しました。
さて、以上で今回の講習&全5回の講習が終了しました。
今までの総まとめを次回のレポートでご紹介したいと思います。
ではでは~♪