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手動デフ構造=インリフトで曲がる!(前編)

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こんにちは、CP64Racingの清野です。

 

前回の講習でインリフトを知り、その重要性を理解しつつもなかなかブレーキングが上達しておりませんでした...が、しかし!今回はちょっと違います。再度頭で理解するために、新しくマシンの仕組みを教えていただきました。

 

結論から言いますと、私ブレーキングをうまくできるきっかけを掴み出したのです♪ なぜか――それを書き連ねる前に、今回の記事ではその新しく知ったマシンの仕組みについてご紹介したいと思います。場所は引き続きシティカートです。

 

ブレーキングで曲がろう!

 

キャスター角を知ろう!

キャスターというのはご存知でしょうか?元々の意味としては荷物や椅子等についている小さな車輪(コロコロとかガラガラとか...)のキャスターと同じことなのですが、ゴーカートにおいてもこのキャスター角というものが存在します。

 

要は車輪(主に前輪)の支柱となる中心軸が垂直に対してどれくらいの角度があるか、ということです。分かりやすい例で申し上げますと、バイクの前輪におけるフロントフォークの角度もキャスター角ですね(え?分かりづらい?)。

 

キャスター角

↑これでお分かりいただけたかと思います。ゴーカートの前輪にはこのキャスター(角)があることによって、これからお話しするコーナリングに影響してくるのです。この小さな部品の中の小さな角度が...です!

 

インリフト=手動デファレンシャル構造を知ろう!

ではこのキャスター角がどういう効果をもたらすかについてご紹介します。そもそもキャスター角は本来マシンの前進性能を高めるためにあったりしますが、もう一つ意味があります。

 

ゴーカートでは、ハンドルを曲げると、いわゆるステアリングシャフトというものを介してタイヤの向きが変わり、マシンは曲がります。当たり前です。ただ、(このキャスター角があることによって)中心軸が斜めですのでタイヤの傾きが立体的に作用し、ハンドルを右に曲げると左タイヤが浮き、左に曲げると右タイヤが浮くのです。    

 

キャスターとタイヤの相関性

 

なかなか説明が難しい...。是非お近くのゴーカートマシンでハンドルを切ってお試しください(笑)。

 

では、これが何の意味を成すかについてですが...通常自動車にはデファレンシャルギアという装置が備わっています。難しい説明は割愛しますが、コーナリングの際、内側と外側のタイヤ走る距離には差が生じますよね。それに対応すべく、エンジンのトルクを振り分けてタイヤの内側と外側の回転速度を変える装置がデファレンシャルギアです。これがついているので自動車は曲がりやすいわけです。

 

でも、ゴーカートにはそんな装置はついていません。そこで、このキャスター角を活用します。

 

右に曲がる時に、左前輪が浮くわけですからそこに荷重を乗せます。荷重の乗せ方はもちろんブレーキング。その前荷重に(右に向けることで生じる左への)横Gを加えることで、左前輪に荷重が乗る仕組みです。

 

左前輪に荷重が乗れば、(フレームのしなり等はあるにせよ)自ずと右後輪がインリフトします。右後輪がインリフトするということは、デファレンシャルギアが作動しているのと同じ現象が得られ、右側に曲がりやすいというわけです。    

 

手動デフの仕組み

 

だから勝手に曲がることを知ろう!

ということは...しっかりとブレーキングで前荷重にできれば、ちょいっと右にハンドルを切るだけで、勝手にグググッと曲がってくれるのです。ここまでで腕の力はそこまで要りません。

 

初心者がゴーカートに乗った時、すぐ腕の筋肉が痛くなったりする人がいます。それは、この前荷重を上手く使えていないことによって、腕の筋力とタイヤの向きだけに依存して曲がろうとしているからなのです。

などとエラソーに話していますが、コーチの受け売りです(笑)。

 

説明中

 

以上を踏まえて、私自身やっぱりブレーキングが大事だということを再認識できました。しっかりと前荷重をかけられれば、ハンドルをクッと切っただけで、グググッと曲がり、インリフトするタイミングが出来上がるのです。

 

あとは、このハンドルを切るタイミングを忍耐強く見極め、ブレーキの初期踏力を充分に強くすることだけです。

 

...で、実際のところ速くなるの?

最後に、コーチご自身による良いコーナリング例と悪いコーナリング例です。これは初期踏力の差によって生じる例です。手動デファレンシャル構造を活用されていますよね。 絶対に参考になりますので↓こちらに動画をご紹介させていただきます。

 

 

これらを踏まえて実技講習を受けた私の結果...   ふっふっふ...。   続きは後編でご紹介したいと思います。

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清野 剛

CP64Racingというスポーツカートチームに所属しており、基本的に毎週どこかで走っています。主な活動サーキットはCityKart。ちょいちょいレースにも参加していますが、なかなか速くなりません(笑)

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