こんにちは、CP64Racingの清野です。
前編では課題提起だけで終わりでしたが、今回は後編としてシティカートにおける3つのレース直前改善点を解説していきたいと思います。
繰り返しになりますが、数日後に控えているCKCUPのための最終調整的な位置付けでしたので、ジタバタあがくように模索するよりは、繊細なハンドル捌きや走行ラインを順守することに注視した方が良いということで、軽めのアドバイスとなりました。
1コーナーの走行ムラは荷重で理解すべし!
やはりご多分に漏れず、この1コーナーがカギです(笑)。でもこの1コーナーは路面温度やマシン状況等によって大きく異なります。そこで、1コーナーの走行ムラに対処すべく、2つの注意点を受けました。
➀ 初期踏力も然ることながらその後の踏み方も大事
これは特に最近言われることですし、先日某石川さんにもご指摘いただいたのですが、最初にブレーキを踏むだけでなく、その後の緩め方(これは言い方が難しいのですが、グニュウと踏んでいくイメージ)でしっかりと減速しきって曲がることが重要だということ。
結局ブレーキの踏む力が短いと前荷重は得られず、ハンドルだけで曲がらなければなりませんし、立ち上がりも遅くなります。しっかりと前荷重をグニュウっと作り、自然にハンドルで曲がるようにしてあげられるようになれば、先に述べた様々な状況にも応じることができ、走行ムラもなくなるとのことでした(勿論インリフトしながら3点走行もできますよね)。
➁ もしロックしてしまったらアクセルペダルで調整
そして、ブレーキの踏み方が強すぎてロックしてしまったら...ブレーキペダルをすぐにパッと離してアクセルペダルを踏むことで路面に対するグリップを得るようにする(=トラクションをかける)と良いとのことです。もちろん、アクセルペダルはそーっと踏むようにしてあげないとダメですけど。これはマシンのブレーキパッドが変にブレーキディスクに粘着してしまっているケースもあるため、しっかりと離す(剥がす)ためにも行ってあげること。
安定的タイムの維持には、こうしたブレーキ踏力後のケアも“スキルの引き出し”として持っておくと有効なようです。
12コーナーまでの走行ラインは最短よりも最速を選べ!
私の場合、10コーナーから12コーナーまでの走行ラインが変にカクカクしていると言いますか...スムーズではないと指摘を受けました。極力直線に走りたいという気持ちが強すぎて、なめらかに走行ラインを描くべきところも描けていないそうです。
確かにそもそもコーナーなんて無い方が速いに決まっています。でも、だからと言って直線を作るためにカクカク動くことで、余計なコーナーを作ってしまうことにも繋がるわけです。なめらかな走行ラインにしてあげられれば、全体的になめらかな直線で、結果的に速くなるわけです。
走行ラインはもちろん最短が良いのですが、こういう考えから、最速を維持するための走行ラインを考えることも重要ということですね!
12コーナー進入時は楽に感じる走行ラインで!
そして、12コーナーについてですが...これはもう図解の方が手っ取り早くご説明できると思います。
私の場合は以下のような曲がり方をしているようです。
12コーナーを2回に分けて曲がっている印象です。1回目が早いタイミングで微妙に曲がっているせいで、結局もう1回クリッピングポイントで曲がらなければならず、立ち上がりも遅ければ、コーナリング全体も遅くなっています。
対して、正しい(?速い)曲がり方としては、以下のような感じです。
曲がり始めというべきか、そもそもの曲がり方というべきか...まぁ、とにかく走行ラインが上図のように異なる分、タイムロスがあるとのこと。
なので、すぐに直してレースに挑むよう心がけました。
気になる結果は...乞うご期待!
さぁ、この講習の5日後...CKCUPに参加することになりました。
気になる結果は...イベントレポートでご紹介したいと思います!
ではでは、また後ほどこちらでお会いしましょ~( ̄ω ̄)/