レーススタート方式の一つ。全車両隊列を形成して走行したまま、スタートを切る。他のスタート方式として、スタンディングスタート、ル・マン式スタート等がある。
ローリングスタートには一列縦隊と二列縦隊があるが、レーススタートで使われるのは二列縦隊が一般的である。一列縦隊のローリングスタートは、セーフティーカー後の再スタート等で採用される。
二列縦隊の場合にはポールポジションを先頭に、2番手ドライバーは半車身後方で隊列を形成する。3番手ドライバーはポールポジションのすぐ背後を走行する。
最終コーナーからゆっくりとホームストレートに進入し、加速開始可能なラインを超えた時点から全開加速を始め、スタートシグナルや信号旗でスタートの合図が出た瞬間からレースがスタートされる。
隊列が整わない場合は、スタートは切られず、もう一周ゆっくり走った後にリトライとなる。
レンタルカートレースの場合、スタンディングスタートではドライバー重量差が非常に大きく出てしまうが、ローリングスタートの場合はドライバーの技量差が出やすいため、公平性が高くなるが、スタート前の駆け引き等も発生し、より難しくなる。
スタンディングスタート
スタンディングスタートとは、レースのスタート方式の一つ。全車グリッド上に静止した状態から一斉にスタートする。他の方式としては、ローリングスタート、ル・マン式スタート等がある。
一般の自動車レースでは、クラッチミートのコントロールや、ホイールスピンのコントロール等、難しい要素のあるスタンディングスタートであるが、レンタルカートのスタンディングスタートはアクセルを踏み込むだけであり簡単である。
レンタルカートでも台数が多い場合はホームストレート上のグリッド数が足りなくなるため、スタンディングスタートではなくローリングスタートが用いられることがある。
また、レンタルカートのスタンディングスタートは非常に難易度が低く、軽量ドライバーが確実に有利となってしまうことから、敢えて難易度の高いローリングスタートとするケースもある。